2021年4月16日(金)に収録しました「キャッシュ・フロー計算書の作成実践講座」が、税務研究会Webセミナーにアップされました。
上場会社にキャッシュ・フロー計算書の開示が義務付けられて約20年が経過しました。今では実務に大分定着したキャッシュ・フロー計算書ですが、キャッシュ・フロー計算書を作成・開示する意味は何でしょうか?
貸借対照表は会社の一定時点の財政状態を表す書類、損益計算書は会社の一定期間の経営成績を表す書類であるのに対して、キャッシュ・フロー計算書は会社の一定期間の資金の動きを表す書類です。会社が製品や商品を販売すれば売上高が計上されますが、売掛金となっている場合にはまだ資金は回収できていません。損益計算書では売上・利益が計上されているのに、キャッシュ・フロー計算書では資金の増加が発生していないということがあります。極端な場合、会社が黒字倒産してしまうということもありえるわけです。
また、キャッシュ・フロー計算書の作成は非常にテクニカルであり、キャッシュ・フロー計算書の構造をよく理解しておく必要があります。
そこで、本講座では、キャッシュ・フロー計算書が何故必要か、キャッシュ・フロー計算書から何が分かるか、キャッシュ・フロー計算書の基本的な構造をよく理解したうえで、複数の演習問題を解いていただくことにより、セミナー終了後にはキャッシュ・フロー計算書がご自身で作成できるようになることを目標に、1日解説しております。また、他社を買収し連結子会社とした場合、重要性が増して連結子会社とした場合、支配継続中の子会社株式の追加取得・一部売却、子会社同士を合併した場合の処理等、実務で知っておきたい処理についても解説しております。
詳細は下記ホームページをご覧ください。
https://www.zeiken.co.jp/seminar/ws/detail/4112